ニュース(詳細情報)

当コース修士1年 日野寿一君、(社)日本ディスプレイデザイン協会の《ディスプレイデ ザイン賞2009》において『企画・研究特別賞』を受賞

【在学生関連】 掲載日: 2009/12/08
千葉大学大学院都市環境システムコース修士1年日野寿一は(社)日本ディスプレイデザイン協会の《ディスプレイデ ザイン賞2009》において、作品名「戦争の記憶と出会う」が『企画・研究特別賞』を受賞し、「年間日本の空間デザイン2010」に掲載された。

指導教員:柘植喜治(都市空間計画領域都市空間設計分野)

作品内容:「戦争の記憶と出会う」


現代の都市に生活する人々は、日常生活で過去の戦争と向き合うことはほとんどなく、戦争を知らない。
隅田川は多くの人が川に身を投げ、隅田公園は死者が仮埋葬された場所であった。言問橋の親柱には、現在も人の血の跡、焦げた跡が黒いシミとして戦争の爪痕を残す。現代都市にある戦争の爪痕を展示学の理念で見せることを計画した。戦時中を連想させる展示空間の抜けから爪痕へと視線を向ける、地下の納骨堂との相乗効果により戦争の追体験をする施設配置および動線計画が特徴である。
川に身を投げ生存した遺族の体験を水と光を用いて創造した追体験空間が、この場で起こった過去の事実を現実に近づけ、更に未来へ継承される点が高く評価された。

http://tsuge-lab.tu.chiba-u.jp/new09/act2009.html
http://www.dda.or.jp/des/2009/kikaku/2009.html
関連資料: 
Loading
国立大学法人 千葉大学
〒263-8522 千葉県千葉市稲毛区弥生町1-33
TEL.043-251-1111(代表)